ART&雑貨 アンケート結果・事務局の思い


2023Summerからの開催について 事務局の思い

 

コロナ禍での開催を経験し、開催の在り方について考えるようになりました。

来場者数が多く、見た目に「にぎわっている」様子を感じる方が、お客様の満足度が高まるのか?その満足は、出展者さまと主催者だけじゃないのか?「すごいよね~。」と言われる、主催者の自己満足にしかならないのではないか。「ついで買い」で買われた商品の気持ちはどうなのか…。

 

2022年と2023年の来場者アンケートにて、78割の人が時間制限と人数の制限を希望しました。感染症リスクを理由として語るのではなく、「ART&雑貨」に来たい。目当ての出展者に会いたい、話をしたい。ゆっくりとお店を見て回りたい。商品を丁寧に見て回りたい。…などの気持ちを持っていました。

 

このようなイベントの価値は何なのか?

Shop Genjiroは、平成23(2011)に「ふくいの小さな手作り展」を始めてから、「人とモノの出会いを大切にしたい」「人と人のつながりを大切にしたい」「この日限りの出会いと手作り品ならではの1点ものの出会いを大切にしたい」という気持ちでイベントを企画してきました。だからこそ、出し物や季節の風物詩に頼らず、純粋にARTと雑貨を楽しめる内容にこだわってきたつもりです。

 

平成26年(2014年)から「ART&雑貨」を開催し、8000人を超える人が来場するようになりました。その賑わいに人とモノの出会いが多くなっている、お客様の満足度は高まっていると思いました。しかし、それは、お客様の満足度につながっていなかったことに、コロナ禍で「ART&雑貨」を開催していくことで気づかされました。

 

今後は、お客様の声を尊重しながら、これからも、「ART&雑貨」を楽しみにしているお客様一人ひとりと、人とモノの出会いを大切にしていくため、来場者数の多さ、出展者の多さを重視するのではなく、お客様と出展者さま、モノと人とのつながりを重視したイベントにしていきたいと思います。

 

お客様が出展しているお店を、足を止めながら、ゆっくり見てまわれる。

お客様が作品や商品を一つ一つ丁寧にみることができる。

お客様と出展者さまが作品や商品について会話ができる。

お客様と出展者さまにつながりができる。

そして、年3回、久しぶりに会う親友のように、近況報告したり、新しい作品について語り合ったり…。

 

そんな空間を創っていきたいと思います。(2023年5月16日)


ART&雑貨2023アンケート結果

 

新型コロナウイルス感染対策について、令和5年3月13日以降、規制が緩和されてきました。

当イベントは、厚生労働省から示された「新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけ変更後の基本的感染対策の考え方について(令和5年3月31日)」の「基本的感染対策」と一般社団法人 日本展示会協会の「展示会業界におけるCOVID-19 感染拡大予防ガイドライン」に則った感染対策を行ってきました。様々な価値観がある中で、「三つの密の回避」及び「人と人との距離の確保」について、今後どのように対応していくのか、主催者の思い、出展者の意見だけでなく、お客様の気持ちを確認するために、アンケートを実施しました。

アンケートは、①2部制(3時間毎の入れ替え制)の継続 ②入れ替えなしで、収容人数に達した場合に入場を制限する のどちらかを選ぶ内容としました。

 

(アンケート実施の詳細)

①各回(計4回)来場された方から順次、用紙を配布。回答数200名に達するまで。

 (回答比率は、前売券3割、当日入場7割になりました。)

②回答数 合計800名

 

(アンケート結果)

2部制(3時間毎の入れ替え制)の継続 568名(71%)

②入れ替えなしで、収容人数に達した場合に入場を制限する 232名(29%)

 

(①の回答をしたお客様の声)

・今のままでいい。

・2部制でいい。ゆっくりと見れる。

・コロナ前のように人に疲れない。

・人に遮られず見れるので、買いすぎる。

・混み合ってないので、安心。

・お店の人と話をしながら、ゆっくり買物ができる。

・3時間で十分。

・駐車場の心配がない。

・人が多すぎず、一つ一つのお店を見て回れる。人が多いと、ゆっくりできない。

・待ちたくない。

 

(②の回答をしたお客様の声)

・気分で来たい。

・見たいお店が多い時は、3時間で足りない。

・どちらでもいい。

・来た時に入りたい。

 

以上、アンケートの結果です。

5月8日に予定されている新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけの変更に伴い、ガイドライン等の変更が予想されます。どのように変更されるか分かりませんが、私たちは今まで同様、法令や事務連絡、協会のガイドラインに則った開催をしていきながら、アンケートの結果をもとに、お客様が求めている空間の実現のためスカスカ(はげはげ)の頭を捻っていこうと思います。


ART&雑貨2022 アンケート結果

 

ご来場頂きましたお客様、出展者の皆様、二日間ありがとうございました。
新型コロナウイルス感染状況が高止まりの中、前回同様、一定時間における会場内の人数制限を行いました。(2時間毎の完全入れ替え制)ご来場のお客様には、この入場方法にご理解を頂き感謝しています。
今回、入場予約券(電子チケット)購入の方(592名)へ、アンケートへのご協力をお願いしました。ご協力ありがとうございました。
新型コロナウイルス感染の状況とさまざまな規制の間で、どのような入場方法が安全安心なのか、開催準備をするたびに悩んでいます。ご来場されているお客様はどのように感じられているのか、声を聞かないと前に進むことができないと思いました。
アンケートの結果は、
・「時間制限あり・人数制限あり」80%(474名)
・「時間制限なし・人数制限あり」10%(59名)
「時間制限なし・人数制限なし(新型コロナ前の入場方法)」10%(59名)
という結果でした。
現在の入場方法について、8割の方に賛同して頂いていることが分かり、感謝しかありません。本当にありがとうございます。そして、2割のお客様の声に少しでもお答えできるように、他の方法はないかを模索しながら、次回の準備を進めていきたいと思っています。